ヒルティ社

高品質な製品の価値をデモ映像でアピール


7 May 2015

モバイル情報端末およびソーシャルアプリは一気に火が付きました。 マーケティング担当者は3Dビジュアル技術など最新テクノロジーを駆使してこれらデジタルツールでの露出を得ようとしてます。 本マーケティングギャラリーではいくつかの会社および団体が『既定路線』から脱却した事例を通して何が成し遂げられるか紹介します。

リヒテンシュタインを拠点とする高品質なプロ向け建設用工具メーカーであるヒルティ社は、昔も今も一つの課題を抱えています。それは、一見すると安価な競合他社の製品と同じような外観でも、内部の優れたエンジニアリングには投資に見合う価値があるという事実を証明することです。 

「プロなら誰でも、当社の製品を数秒使うだけでそのメリットを理解するでしょう」 と、Harald Prantner氏(ヒルティ社のコーポレートブランドおよびコミュニケーショ ン 部 門 内 に あ る ク リ エ イ テ ィ ブ エ ー ジ ェ ン シ ー の ト ッ プ ) は 語 っ て い ま す 。「 つ ま り 、 実際に当社の工具のデモを見ていただく機会が増えれば、価格が高めでも納得し て購入するお客様が増えます。しかし今では、多くの人は商品についてネットで調 べます。したがって、オンライン ショップで買い物をするお客様に、製品を紹介する デモ動画を通じて、納得していただく機会を作ることがとても重要です」 

そのためには、ヒルティ社はオンライン ショップで買い物をする人々に、外からは 見えないものを見せなければなりません。その「見えないもの」とは、使いやすくて 安全に操作することができ、作業効率が高く、不適切なエルゴノミクス設計や疲労 によるケガのリスクが少ない工具を実現する、エンジニアリングです。ヒルティ社独 自のエンジニアリングに基づき、メカニズムが工具本体の中でどのように機能して いるかを、写真のようにリアルな描写の動画によって示すことができれば、こうした メリットを説明するのに役立ちます。 

「内部の構造を撮影できない製品や、誰もがしている主力製品の場合は、こうした 動画はとても強い印象を与えます」とPrantner氏は語っています。「例えば、電動コ ンクリート ブレーカーの場合は、重量が10 kgのモデルと8 kgのモデルについてデ モ動画を作成しました。この動画では、これらのモデルにおける反動を少なくする ための設計や工夫、メカニズムを保護するために設置している完全に分離独立し た三つの潤滑油チャンバーなどを説明しています。当社の設計が特別なものであ ると納得させられたら、それが価格に見合う理由 

Watch a Hilti breaker in action:

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