ご挨拶

モニカ・メンギニ


11 June 2014

モニカ・メンギニエグゼクティブ・バイス・プレジデントコーポレート・ストラテジー、インダストリーおよびマーケティング担当ダッソー・システムズ

クラウドの話は聞き飽きた「広告が大げさ」、「謳い文句がよくわからない」、「大量のクラウド関連製品にうんざりしている」、しかし内心、大きな変革をもたらす可能性を秘めた技術革新の波に取り残されていないか気がかり…、そんな皆さんにお勧めなのが、今回の特集です。

冒頭の記事では、なぜクラウド・コンピューティング・モデルがデータ・センター技術と根本的に違うのかを明確に説明します。こうした「違い」がどのように、従来のIT投資ではなかなか引き出せなかった競争優位性を生み出すのかを見ていきます。またなぜ、IDCやガートナーといった調査会社が、クラウドはもはや仮説ではなく、「いつ使い始めるか」が問題であると考えているのかについても分析します。

一旦「クラウド化」を決めると、他にも多くを決める必要があります。IaaS(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス)、 PaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)のいずれにするのか?パブリックか、プライベートか、ハイブリッドか。ホスティング・プロバイダーはどこにするべきか。何を選択するにせよ、一つ確かなのはクラウド・コンピューティングが会社の命運を左右する重要な鍵の一つであるということです。

競争の激しい今日のクラウド市場で、信頼性を重視するSaaSプロバイダーもいれば、パフォーマンス、エコシステム、管理の利便性を重視する会社もあります。ダッソー・システムズも、その選択肢の一つを提供します。

エクスペリエンスの時代のクラウド・ビジネスの力を最大限生かすため企業が必要としているのは、クラウド・モデルの利点をフル活用するために構築され、各業界個別のビジネス要件、規制要件に合致したアプリケーションです。

モニカ・メンギニ

企業が求めているのは、単なるインフラの枠を超えたソリューションです。イメージとしては、消費者がスマートフォンにアプリを追加するように簡単に採用できるビジネス・アプリケーションであり、IDCが「イノベーティブ・インダストリ・ソリューション」と呼んでいるものに近いものです。

これらのアプリケーションは前世代のソフトウェアでいわれていた「軽量(簡易)」バーションなどではありません。エクスペリエンスの時代のクラウド・ビジネスの力を最大限生かすため企業が必要としているのは、クラウド・モデルの利点をフル活用するために構築され、各業界個別のビジネス要件、規制要件に合致したアプリケーションです。

クラウド用に開発された3Dエクスペリエンス・ソリューションには、クラウドの利点がふんだんに盛り込まれています。可能性は想像力と同じくらい無限大なのです。

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