エクスペリエンスの時代、優れた顧 客エクスペリエンスの提供を助け る技術はプラスとなります。没入型 バーチャリティ(iV) ー 拡張現実、仮想現実、 ホログラムなどのテクノロジー全般 ー は全 て、ビジネスを根底から作り変え、リーダー たちがこれまで手にしたことのないレベル の優位性をもたらします。
なぜでしょう?従来のコミュニケーション 形態と違い、没入型バーチャリティ、特にVR (拡張現実)は、感情や記憶を扱う脳の領域 で処理されるためです。言い換えると、企業 はiVを使用することで、感情レベルで顧客と つながるエクスペリエンスを生み出し、顧客 の中にいつまでも記憶として残すことがで きるのです。
「没入型バーチャリティは 顧客向けだけではなく、 産業界に向けても ゲームチェンジャーとなる用意が できています」
モニカ・メンギニ
VRは新しい技術ではありません。世界でも 最も高い収益性を誇る企業は過去何十年、 CAVEという技術を使い続けています。これ までと異なる点は、オキュラス社、 HTC社、 Google社といった企業が、iVを高額なCAVE から開放した点、つまりあらゆるユーザーが手頃な価格のヘッドマウントディスプレイ (HMD)を広く使用できるようにした点です。
iVでエクスペリエンスを作り上げようとする 企業は、没入型バーチャリティの企業が提 示する新しいビジネス・チャンスをどう活用 しようかと模索しながら、非常に有利なス タートをきっています。彼らは立ち止まって はいません。安価で持ち運び可能であり、コ ラボレーション機能が向上したHMD技術を 武器に、製品を自然体で、かつパワフルな方 法で体験できるチャンスを顧客に提供して います。しかし、iVは顧客向けだけではなく、 産業界に向けてもゲームチェンジャーとな る用意ができています。
メーカーにとって、iVは製品検証、問題検知 で必要不可欠な役割を果たすものです。航 空機メーカーのエンブラエル社では、世界 中の設計者が同一のバーチャル環境で3D モデルを同時に検査し承認できるよう、iVを 使用しています。組み付け指示を眼前に表 示するARメガネをかけた工場の作業員は、 より迅速に作業を遂行します。製品の完成 段階では、小売店、ショールーム、iV機能を 搭載したオンライン・アプリケーションを通 じて、iVは顧客との絆を構築するエクスペリ エンスの創造に使われます。
当社のお客様は、最終的な消費者や使用者 に向けて、他に類を見ないエクスペリエンス を作りあげ、提供していく必要があります。そ のため当社の3Dエクスペリエンス・プラット フォームでは、製品検証、問題検知、製造組 み付け、トレーニング、消費者向けのカスタマイズにいたるまで、エクスペリエンス開発 の様々なステージであえてiVへの対応を可 能とし、メーカーには産業エクスペリエンス を、顧客には卓越したエクスペリエンスをそ れぞれ提供します。
没入環境でバーチャルカーに自ら乗車し、 あれこれとオプションを選ぶにせよ、バー チャル・シティにホログラムを送り、都市で の実生活のエクスペリエンスを向上する方 法を発見するにせよ、iVは3Dエクスペリエン スが没入型ビジネスをはじめとするあらゆ るビジネスに通じることを実証しています。