未来の可能性を模索し、複雑な世界で、ベストな道を選択するには、特別なコンパス(羅針盤)が必要です。新しいコーポレートマガジン、COMPASSは、読者の皆様の案内人となるべく、生まれました。
COMPASSでは、企業、教育機関、研究機関、社会に影響を与えるトレンド、課題に焦点をあて、読者の皆様の課題への対応をお手伝いするため、未来を先取りした最先端の情報をお届けします。ダッソー・システムズのプロデュースによるCOMPASSは、ダッソー・システムズの宣伝ではなく、新しい読者エクスペリエンスを創造し、意欲あふれるグローバル市民にアイデア・フォーラムを提供することを目的としています。
エクスペリエンスについて申し上げれば、本紙の表紙は「エクスペリエンスの時代」を表現したものです。エクスペリエンスとは、またエクスペリエンスが提案する「プロミス」とは何でしょうか。単なる偶然から、エクスペリエンスという現象を検証しようというのではありません。ダッソー・システムズは3Dエクスペリエンス企業となる、という戦略を推し進めています。ダッソー・システムズはエクスペリエンスが単なる製品やサービスよりもずっと大きな意義をもつ、と強く信じています。エクスペリエンスは全く新しい次元の提案であり、Appleのように卓越したエクスペリエンスを提供できる企業が、経済を大きく揺り動かすのです。
「エクスペリエンスは単なる 製品やサービスよりもずっと 大きな意義を持つ」
エンス・プラットフォームでは、情報検索テクノロジー、ソーシャル・メディア機能、3Dバーチャル・エクスペリエンスを組み合わせ、企業の皆様が最終的にお客様にお届けするエクスペリエンスを製品やサービス開発のどの段階においても、テスト、検証していただけるようにしています。
このプラットフォームは3Dを使用する企業にとどまらず、あらゆる業界、業種を包括的にカバーします。例えば、ファイナンシャル・ビジネス・サービス業界の場合、銀行はこのプラットフォームを使って法規制に準拠したり、顧客管理や、製品管理、データ管理を最適化したりしながら現状への鋭い洞察を得ることができます。その目的とは?従来の金融商品やサービスを魅力的なファイナンシャル・エクスペリエンスに変えることです。
エクスペリエンスは計り知れない経済的波及効果をもたらす可能性を秘めた、大きなうねりです。「The Experience Economy 」および「Infinite Possibility: Creating Customer Value on the Digital Frontier」 の共著者であるB. Joseph Pine II氏は、エクスペリエンスを享受しえない業界はグローバルな景気後退を招き、エクスペリエンスの呼びかけに応えることでしかその状況を反転できないと考えています。本紙の50ページに氏のコラムを掲載しています。
Pine氏が正しければ、エクスペリエンスという術(すべ)を身につけることこそが、計り知れない、手つかずの可能性への扉を開くことになるのです。このCOMPASS創刊号はエクスペリエンスの時代である現代において、皆さんの案内人を務めます。